スキンケアの基本!化粧水・乳液の役割と正しい使い方

この記事の対象:「化粧水」「乳液」の役割を知りたい人。男版正しい使い方。

こんにちわ。所長 (@otokono_biyou) だ。

今日はどちらかというと基礎知識の話。
“理論と実践”の理論パートである。

下記の記事で、「とりあえずスキンケアなにもやっていないという男子たちは、化粧水と乳液をつけることから始めよう」と紹介した。

メンズスキンケアはまず何から?無印良品の化粧水・乳液を買おう

では「そもそも何のためにそんなことをするか?」というあたりについて解説するのがこの記事の趣旨である。

所長

理論なき実践は無謀!しっかり勉強して実践しよう!

お肌の構造と役割

本題の「化粧水」「乳液」の役割を理解するには、本来我々が備えている肌の保湿機能について理解する必要がある。

順を追って見ていこう。

表皮の構造と働き

まずはお肌の構造からだ。

いわゆる「皮膚」は、表皮、真皮、皮下組織(脂肪層)の3層から構成される。
厚みは体の部位によるが平均して約1.4 mmだ。

表皮とは?

スキンケアに関係する「表皮(ひょうひ)」だけに着目しよう。

表皮は読んで時の如く、皮膚のオモテ、つまり一番外側に位置する。
厚さは約0.2mmで、下記の4つの層で構成される。

  • 角層(かくそう)
  • 顆粒層(かりゅうそう)
  • 有棘層(ゆうきょくそう)
  • 基底層(きていそう)

役割は主にふたつ。

  • 外部からの異物の侵入を防ぐ
  • 内部の水分の蒸発を防ぐ

外の鬼を内に入れず、内の福を外に出さないバリアだ。

肌の構造
出典:花王株式会社

ちなみにお肌の大敵である紫外線から皮膚内部を守るのもこの表皮の役目だ。
基底層にあるメラノサイトと呼ばれる細胞から、メラミン色素が合成される。聞いたことあるはず。
日に焼けると黒くなるのはこのメラミン色素のためである。
日焼け対策の必要性については下記の記事を参照してほしい。

男も日焼け止めを塗ろう!UVケアの必要性

角層の働き

表皮のうち、記事テーマに関わるのは4層の最外層の角層だ(角質層、角化層といったりもする)。

角層は表皮全体の約1割で、たったの0.02 mmと非常に薄い。
おなじみ旭化成サランラップが0.011 mmなので、それを2重に巻いたくらいの厚みだ。

表皮のなかでもこの極薄層が、実は先程述べた「外の鬼(異物・刺激)を内へ入れず、内の福(水分)を外へ出さずの担い手である。

角層のバリア機能
出典:花王株式会社

そして結論からいうと、この角層を保湿するのが、「化粧水」と「乳液」を使う目的だ。
サランラップ2枚分の厚みの膜を必死にケアするのだ。

もうすこし詳しくみてみよう。

角層の構成

角層は約10~20層ほどの角層細胞が、細胞間脂質をはさんで重なってできている。
まるで鱗のようなイメージだ。

角層細胞

角層細胞は基底層でうみだされたケラチノサイトから変化した核のない細胞で、内部にケラチンという線維状のタンパク質を大量に抱えている。

「核のない細胞」といったが、角層細胞はいわば既に死んだ細胞だ。

細胞間脂質

一方、細胞間脂質は重なりあう角層細胞の間につまっている。
両者はよくレンガ(=角質細胞)とセメント(=細胞間脂質)の関係に例えられる。

細胞間脂質はラミラ構造と呼ばれる脂肪と水分の層が規則的に重なった層状構造を形成し、角層のバリア機能の一端を担っている。

角層の細胞間脂質
出典:花王株式会社

うるおいを保つ3つのメカニズム

健康的な美しい肌では角層に約20~30%の水分が保たれている。
水分を保つ機能は次の3つのメカニズムからなる。

肌表面の「皮質膜」

  • 皮脂膜は、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗などが混じりあってできたもので、肌表面からの過剰な水分の蒸散を防ぎ、うるおいを保つ
  • 皮脂膜が適度にある肌はしっとりとうるおい、なめらかな肌触りになる
  • 皮脂が多すぎると、脂っぽくベタついた感じとなり、汚れがつきやすくなったり、ニキビができやすくなったりし、逆に少なすぎると、カサついたりして、肌を保護する力も弱まってしまう

角層細胞内「ケラチン」と「NMF」

  • 角層細胞内では、「ケラチン」と「NMF」の働きによってうるおいが保たれている
  • NMFは「Natural Moisturizing Factor」の略で「天然保湿因子」ともいい、角層細胞内にケラチンとともに存在し、細胞がうるおいを保っていられるように機能する物質

角質細胞間の「細胞間脂質」

  • 角層細胞間では、細胞間脂質の働きによって、過剰な水分の蒸散がおさえられ、肌のうるおいが保たれてる
  • 細胞間脂質は、肌のバリア機能の一端を担っているので、構造の整った細胞間脂質をもつ角層は、過剰な水分の蒸散を防ぐことができ、うるおいを保つはたらきが高くなる
肌のうるおいを保つ3つの因子
出典:花王株式会社

「化粧水」と「乳液」の役割と正しい使い方

さぁ一通り説明が終わった。
本題「化粧水」と「乳液」の役割の説明に移ろう。

もう前章でわかっていると思うが、「本来肌に備わっている保湿メカニズムの乱れを整えるサポートをする役割」というのが答えだ。

赤ちゃんは乱れてないから、化粧水も乳液も必要ないのだ。
その乱れを引き起こすのが、汗であり、洗顔であり、ヒゲ剃りである。

「化粧水」は角層に水分を与え整える

化粧水が肌に浸透するというと、いかにも肌内部にぐんぐん入っていきそうなイメージだが、影響するのはたった0.02 mmの角層だけだ。だから整えるといったほうがイメージに近い。

化粧水の付け方

使用するタイミングは洗顔後やヒゲ剃り後だ。
それもなるべくすぐに。

パッティング(ペチペチ塗り込む行為)は正直効果があるのか疑問だ。
「肌の深部となる奥のほうまでしっかりと浸透させてうるおいを届けるため」にやるらしいが、完全にイメージの類だと思う。
普通に優しくつければいい。
コットンなども特に不要。

ハンドプレスと呼ばれる、「両手で顔を包み込んで10~20秒温めることを繰り返す」という技は暇なら効果を検証してみよう。
僕は暇じゃないからやらない。

量はケチらずたっぷり使うことが重要だ。

「乳液」は細胞間脂質に保湿成分を補う+皮脂膜を作る

化粧水で水分を補っても、放おっておくと蒸発していってしまう。

化粧水自身の水分のみならず、もともと肌にあった水分まで引き連れて蒸発していくという人もいる。
本当ならあかんやつだ。

乳液は角層に保湿成分や油分を補うとともに、洗顔で失った皮脂膜を人工的に作ることで化粧水で補充した水分の蒸発を防ぐ。

角層といったが、その約80%の水分は細胞間皮質に蓄えられる。
そのため、ターゲットは細胞間脂質に保湿成分を補うことだ。

細胞間脂質で水分の保持を担うのはセラミドと呼ばれる親水基(水とくっつきやすい分子構造)をもつ脂質だ。

セラミド

セラミド配合とかの売り文句を聞いたことないだろうか?
乾燥肌にお困りの方はや、美肌追求に目覚めた人は試してみてもいいかもいいだろう。
各保湿成分の保湿効果は表を参照してほしい。

保湿成分保湿効果
セラミド★★★★★
コラーゲン
プロテオグリカン
ヒアルロン酸
★★★★☆
擬似セラミド
合成セラミド
★★★☆☆
グリセリン
BG(ブチレングリコール)
DPG(ジプロピレングリコール)
★★☆☆☆

乳液の付け方

こちらは化粧水と違って少し気をつかいたい。

使用するタイミングは化粧水を塗ってなじんだあとだ。1~2分考え事でもしておこう。
乾燥する頬、目の周り、口の周りからつけ少量ずつ始めて塗り伸ばしていく。
皮脂の分泌の多いTゾーン(額、鼻)は最後に。
塗りすぎないように注意しよう。

部位別にチョンチョンつけたのち、塗り伸ばすと方法も、部位別の塗布厚みの調整がしやすいからオススメだ。

脂性肌のひとも、さっぱりした製品を使うなどして最低限の保湿は行おう。
なかには脂性肌だと思っていたけれど実は乾燥のため皮脂が過剰分泌していたという場合もある。
乳液はある程度使っみて、各人自分に合う量や塗り方を探る必要がある。


以上だ。

もう理論はばっちりだから、あとは実践あるのみ。
以下の言葉を胸に刻んで保湿に励んで欲しい。

所長

保湿を制する者は美肌を制す!

<おわり>

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