この記事の対象:ひじの黒ずみが気になる人
突然だが自分のひじを見て欲しい。
黒ずんで、ガサガサしていないだろうか?
薄着の季節は特に気になるだろう。
自分では注意して見ないとわからないが、実は結構目立つ。
肘を曲げた状態(皮膚が伸びた状態)より、肘を伸ばした状態(皮膚が弛んだ状態)のほうがより一層黒さが目立つので鏡に映してみよう。
所長
ひじの黒ずみの原因
これは一言でいえば、生体防御反応。
黒さの原因は、メラニン色素だ。
表皮の真皮層にあるメラノサイトという色素細胞から産生される。
日焼けで肌が黒くなるのも同じメラニン色素の作用(こちらはみんな知っているはず)。
紫外線から肌を守る防御反応だ。
同じ刺激でもひじの場合は、肘をつくことによる圧迫や、衣類との摩擦により繰り返される物理的な接触によるものが主となる。
さらにメラニン色素に加えて、同じく肌への刺激の防御反応として角質肥厚(角質層が厚くなる現象)が起こる。
加えて、ひじの皮膚は他の部位に比べて極めて皮脂腺の数が少ない。
つまり、とても乾燥しやすいのだ。
こうして、黒ずんだガサガサひじの出来上がりとなる。
- 肘つきや衣類との摩擦など、他の物体への接触による刺激を頻繁に受ける
- 刺激に対する防御反応として、メラニン色素が生成される【黒ずみ】
- 刺激に対する防御反応として、角質肥厚が起こる【ガサガサ】
- 皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい【ガサガサ】
ひじの黒ずみを治す方法
必要なもの
必要なものはたったの2つ。
タイトル通り1000円で調達可能だ。
① 花王ニベアクリーム(青)
高級化粧品ブランド「ドゥ・ラ・メール(De La Mer)」の保湿クリームとだいたい成分が一緒であることで一部で有名な、通称「青缶」。
パッケージは、下記の3種類で販売されている。
- 大缶(169g)
- 中缶(56g)
- チューブ(50g)
おすすめは取扱いが便利なチューブタイプ。
大体200円以内でドラッグストアやコンビニなど、どこにでも売っている。
ちなみにさらっとしたニベアソフト(白)もあるが、肘の黒ずみ解決という目的には、しっとりな青缶がいい。
② 肘バンド(サポーター)
百均の商品でも、ドラックストアで売ってるバンテリンサポーターでも、なんでもいい。
通販でも800円以内で2枚(左右セット)買える。リストバンドでも代用可。
肘をつく癖がない人には不要。
所長
やること
その① 保湿
1日2回・朝晩、ひじにニベアをしっかり塗る。夜は風呂上がりに。
追加で家にいる時はサポーターで保護しよう。
その② 習慣改善
“肘をつく”癖をやめる。行儀もよくなる。
デスクワーク等で業務上やむをえない場合は、過度な摩擦が生じないように肘を置く場所にタオルやクッションを敷く。
上記をお肌のターンオーバーを考慮して2~4週間継続してみよう。
徐々に効果は現れてくるはず。
番外編① あまりにも肘がガサガサで、クリームが浸透してないんじゃね?って人
上記と併せて、市販のピーリング(角質除去)クリームで肘の角質をケアする。
ただし、ツルツルになるからといってやりすぎは禁物。
または、小林製薬から第3類医薬品として『クロキュア』という、そのものズバリな商品も出ている。
15gで800円くらい。
僕は使ったことがないので効果のほどは保証できないが、参考までに紹介しておくと、「尿素(角質軟化・除去)」、「グリチルリチン酸-アンモニウム(抗炎症作用)」、「トコフェロール酢酸エステル(新陳代謝促進)」といった各種有効成分が含まれている。
番外編② 美容皮膚科
上記の方法を一通りやっても効果がない(あまりにも色素沈着がはげしい)場合は、美容皮膚科にてハイドロキノンと呼ばれるメラニンを生成する細胞を減らす塗り薬を処方してもらうという手もある。
市販の美白用化粧品の含有濃度は4%以下だが、医療機関(皮膚科など)では5%以上の高濃度なものもシミ治療などに使用できる
また、レーザー照射でメラニン色素を分解するという手法もありだが、まずは簡単なものから順次試してみてほしい。
以上だ。
どうだっただろう?
とっても簡単じゃないだろうか。
「別にひじなんて気にしてないわ」って男たちにおかれましては、下記のシチュエーションを想定してケアに励んで欲しい。
美は細部に宿るのだ!
所長
<おわり>