ヒゲ脱毛施術後の「どろぼうひげ」と「ポロ期」について

ヒゲ脱毛のどろうぼうひげとポロ期

この記事の対象:ヒゲ脱毛を受けている人で「どろぼうひげ」と「ポロ期」について知りた男子

こんにちわ。所長 (@otokono_biyou) だ。

みんなヒゲ脱毛に励んでいるだろうか?
今日は、ヒゲ脱毛の施術後に訪れる「どろぼうひげ」と「ポロ期」について解説する。
無論、医療レーザー脱毛による施術であることが前提だ。

おもにヒゲ脱毛初心者に向けた内容となる。
ベテランヒゲ脱マーには釈迦に説法かもしれないが、暇だったら読んでみてくれ。

施術後に訪れる「どろぼうひげ」の状態とは?

よくイラストなどで泥棒のアイコン的に、口の周りをぐるっと一周させたカールおじさんのようなヒゲがいわゆる「どろぼうひげ」である。
なぜあのヒゲと風呂敷が泥棒を象徴するものになったのかは今は問題ではないので置いておく。

脱毛施術後に訪れる「どろぼうひげ」も要するにヒゲが目立ってしまう期間のことがだ。
「ヒゲが目立つから脱毛を受けてるんだ!」という声が聞こえてきそうだが、普段よりさらにヒゲが目立つ状態だと捉えて欲しい。

まずはその原因について説明しよう。

泥棒

「どろぼうひげ」の原因

これはトヨタのなぜなぜ分析的に、一次原因から根本原因にまで遡って追求していこう。

一次原因

これは先程説明した通り、ずばりヒゲが目立つからである。

二次原因

一次原因(直接原因)に対する二次原因は2つ。
以後、より深い原因へと深掘りしていくのでここでAとBの2つの系列に分ける。

まず「なぜヒゲが目立つのか?」に対する原因Aは施術後のヒゲが剃りにくいためである。

いくら普段どおりにシェーバーで肌をなぞっても毛が剃れない。
表皮から飛び出している毛を従来の方法(シェービング)で物理的に除去できないでので目立つのはしょうがない。

そして、原因Bは実際に毛が太くなっているためだ。
こちらは錯覚でもなんでもなく実際目に見える毛の面積が増えているので目立ってしまうのだ。

三次原因

まずは、原因A(ヒゲが剃りにくくなること)について。

なぜ上手く剃れないのか?

その原因は、施術後のヒゲにコシがないためである。
要するに毛がフニャフニャなのだ。

モノに刃を立てるためは、切られる側の物体にある程度ハリ必要であり、柔らかすぎるものは切りにくいのだ(下記動画参照)。

原因B(ヒゲが太くなること)については次で真因となるのでここでは省略する。

根本原因(真因)

なぜ施術後のヒゲが目立つのかについて、下記の2つに分けて原因を深堀りしてきた。

  • なぜ施術後の毛にはコシがなくなるのか(A)?
  • なぜ施術後の毛は太くなったのか(B)?

そもそも脱毛の施術が成功したということは、(成長期の)毛の根っこにあたる毛球部(根本の丸く膨らんでいる部分)までレーザーによる熱で確実にダメージを及ぼしたということ。

施術が成功した時点で毛は根無し草のような状態となっている。
根が張ってない死んだ毛 = 原因Aの毛にコシがないことに繋がる。

毛の構造

また、原因Bについては、レーザー光は毛根~毛幹部分のメラニン色素も反応しており、熱によって毛根部が膨張しているためである。

つまり、後述する「ポロ期」の到来までは、ただ死んで太った毛が毛包内にしぶとく引っかかっている状態ということだ。

ちなみに、毛包内に毛が残らず、レーザー照射をした瞬間にポンっと飛び出して抜け落ちる毛もある。ポップアップと呼ばれる現象である。
施術のおねえさんが優しければその場で拭き取ったり毛抜きで綺麗に処理しくれるぞ。ポップアップした毛根は当然泥棒ヒゲ化はしない。

「どろぼうひげ」の原因まとめ

先程の原因をまとめる。

 AB
一次原因毛が目立つため
二次原因毛が剃りにくいため毛が太くなっているため
三次原因毛にコシがないため↓↓↓
根本原因毛の根っこが死んでいるため毛が熱により膨張したため
どろぼうひげ

施術後からポロ期まで
根無し草の死んで太った毛が毛穴のなかに引っかかってとどまっている状態

「ポロ期」とは?

続いては「ポロ期」について。

ポロ期とは、施術後のヒゲがポロポロと抜け始める時期のことだ。

これは脱毛、とりわけヒゲ脱毛をやっている男たちが使うジャーゴン(仲間うちにだけ通じる特殊用語、専門用語 )みたいなもので、別に正式な用語でもなんでもない。

我々が待ち望んで止まないポロ期の到来は、そのままどろぼうひげ期間の終わりを意味する。

通常は施術後1週間~10日前後で訪れるとされているが、個人差も大きく、施術に使用した脱毛器にもよって異なる。

ポイント

一般に悩ましいどろぼうひげの期間は1~2週間程度と捉えておこう

誰にでもヒゲが抜ける「ポロ期」は訪れるのか?

一般的にHR式(熱破壊式)の脱毛器を使用した場合、ポロ期は訪れやすい。

ただし、施術3回目くらいまでは、まだヒゲの密度が濃くやけどのリクスがあるため、あまり照射強度をあげられない。そのため回数を重ねた場合(十分な強度で照射した場合)に比べてポロ具合は劣る。

頬など密度が薄い部分は照射強度を確保しやすく相対的にポロりやすい。

所長

ポロ期を感じたい(抜けた!という実感を得たい)という理由でHR式脱毛器の選択するメンズも多いだろう

メディオスターなどのSHR式(蓄熱式)脱毛器にもポロ期やどろうぼうひげはあるのか?

メディオスターに代表されるSHR式(蓄熱式)脱毛器にもポロ期はあるのか?という疑問について。

ここでは、「HR式(熱破壊式)の脱毛期に比べて施術後のヒゲは抜け落ちにくい」という回答にしておく。
全く抜けないわけではないが、HR式のようにごっそり綺麗に抜け落ちるて束の間のツルツルを味わえるということは経験上あまりない。

なかにはゴリラクリニックのように、はっきり「抜けない」と記載しているクリニックもある。

メディオスターNeXT PRO照射後にヒゲは抜けません。

クリニックによっては、蓄熱式脱毛を行った後にヒゲが抜けると説明しているWEBサイトがありますが、メディオスターNeXT PROでの照射後にヒゲが抜けることはありません。ヒゲを再生させない作用があります。

メディオスターNeXT PROに関するよくある質問 | ゴリラクリニック

しかし、メディオスターなどのSHR式(蓄熱式)脱毛器であっても、基本にはHR式と同じく「毛根、毛幹のメラニンへの選択的熱作用」を利用していることには変わりはない。

つまり、「バルジ領域のみに作用するため毛は抜けない」という理屈は間違っており、毛球にも一定の作用はしているので、抜けることは抜ける。
ただ相対的にHR式よりは抜けにくいと理解しよう。

レーザー脱毛・HR式とSHR式

もう一つ、上記と同じ理由(「SHR式はバルジにのみ作用する」という間違った前提)により、メディオスターなどではどろぼうひげは起こらないということをメリットとして説明をしている人が見受けられる。

しかし、こちらも経験上、SHR式脱毛でもきっちりとどろぼうひげの期間は存在するということを明言しておく。

どろぼうひげの対策

夢のポロ期までの辛く見すぼらしい日々をやり過ごす方法はあるのか?

残念ながら泥棒ヒゲの発生を抑制する根本対策はない

マスクやコンシーラーを対策として紹介しているサイトは多いが、そんなものはわざわざ紹介されずとも誰でも思い浮かぶし、いずれも対症療法の域を出ない。

はっきり言うと、耐えるしかないというのが結論だ。
いつだって春の前には冬の時代がある。

ここで、どうせなので開き直って一つおすすめの方法を紹介する。

誰にでも実行可能なことではないことは先に断っておくが、その方法とはずばりポロ期がくるまでヒゲを剃らないこと。

レーザー照射によりただでさえダメージを受けた肌に、ただでさえ剃れないヒゲを深追いしてシェービングのダメージを追加する必要はない。ファンデーションやコンシーラーなどの化粧品についても然りだ(肌によくない)。

ヒゲ剃りを休止して、洗顔と保湿のみは心がけて、いかに普段のヒゲ剃りダメージがあったかを実感して欲しい。

ポロ期の到来とともに肌もツルツルとなり喜びもひとしおのはずだ。

まとめ

今日の抑えておきたいポイントをまとめる。

  • 「どろぼうひげ」の期間とは施術後1~2週間まで続く、ヒゲが目立つ期間。
    死んで膨張した毛が、毛穴のなかに引っかかったような状態。
  • 「ポロ期」には個人差や使っている機器による差がある。
  • HR式(熱破壊式)のほうがポロりやすいが、SHR式(蓄熱式)だからといって全く抜けないわけではない。
  • SHR式(蓄熱式)にも「どろぼうひげ」は起こる。
  • どろぼうひげの根本対策はない。ただ耐え忍ぶほかなし。
  • 施術後はどろぼうひげ期間も、肌ケアは念入りに!

所長

泥棒ヒゲを楽しめるのもヒゲがあるうち

〈おわり〉

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