レーザー脱毛の効果が出やすい人と出にくい人の違い【注意点と対策】

脱毛効果の出やすい人、出にくい人

この記事の対象:医療レーザー脱毛の効果の人による差の要因を知りたい人。

こんにちわ。所長 (@otokono_biyou) だ。

今回はレーザー脱毛の効果が出やすい人と出にくい人の違いと、より効果をあげるためにできる対策について解説する。

下記の記事ではヒゲ脱毛を例に毛周期について解説し、脱毛完了までにかかる回数や期間を算出した。

参考【基礎知識】ヒゲの毛周期について ~レーザー脱毛の照射間隔との関係は?~

参考【医療レーザー脱毛】ヒゲ脱毛に必要な施術回数と期間

その際、一回の施術あたりに全体の毛に対して、脱毛効果のある毛の割合を減毛率と題して算出した。
無論、脱毛に要する回数も期間も少なく、早くなるので、その率が大きいに越したことはない。

「減毛率」は次式で算出できる。

減毛率 = A*B*C

 

A. 成長期の毛の割合

B. 表面に現れている毛の割合

C. 施術をして毛を破壊できる割合

ヒゲの場合、【A】が60-70%、【B】が50%、【C】が希望的観測だが50-70%として、一回の施術で効果がある毛の割合(減毛率に相当)は概ね15-20%という数値を推定した。

ちなみに、AもBも人体の発毛メカニズムなので我々にはどうにもできない。
ということで、我々にどうにかできるCの数字を如何にして上げ、施術1回あたりの効果を最大化させるかが今回の真のテーマとなる。

脱毛の効果の出やすい人、出にくい人

先程述べた【C】を説明する便宜上、【C】=「毛を殺せる率」として【殺毛率】と名付けよう。

重複するが注意してほしいのはこの「殺毛率」の分母となる数字は【A】成長期 かつ【B】表皮から出ている毛の数だ。

殺毛率は、

  1. ハンター(施術者)の腕
  2. 獲物(毛)の殺しやすさ

の2つの要素に左右される。

このうち①については、やはりこちらではどうしようもない。
上手い施術者の指名制度でもあればいいが、こちらに出来るのは施術後数週間経ってから「打ち漏れ」がないか気にするくらいだ。

結局、私たちに出来るのは②の確率を如何に上げるかということだけ。

「毛が殺しやすい」とは、つまり脱毛効果が出やすい人(状態)のことだ。
それらを左右する要素として以下の3つを紹介する。

  • 肌と毛の色
  • 毛の太さ
  • 肌の水分量

それぞれ見ていこう。

肌と毛の色

まずはレーザーを照射する部位の

肌の色は白いほどよく、レーザーのターゲットである毛の色は黒いほどよい。
言い換えると、狙った部分(毛)とその他の部分(肌)のコントラストが大きいほうがよい。

これはレーザー脱毛が、黒いメラニン色素に反応するという原理を利用しているため。

ちなみに白髪は上記の原理上、レーザー脱毛出来ない。

所長

なかには「白髪に効果があるレーザー脱毛器」があるという記載をしているサイトを目にするが、当研究所によるとそのような機器は存在しない。

毛の太さ

続いて毛の太さについて。
これは、太いほうがよい。

イメージ的には細い方がすぐに倒せそうだが、上述したレーザーの原理上、黒々として太い毛の方がしっかりとレーザーに反応するのだ。

剛毛バンザイである。

逆に産毛のような細い毛や色素が薄い毛は、レーザーが反応しにくいので効果が出にくいとされている。

所長

ただし、剛毛はしっかりとレーザーに反応するので痛い

肌の水分量

最後に、肌の水分量について。
要するにきちんと保湿されているかどうかが問題となるが、水分量は多いほうがよい。

レーザーの効果が直接左右されるというよりは、肌の保湿が不十分だと痛みがつよく十分な強度で照射できないためだ。

所長

そもそも脱毛の効果に関係なく肌のために保湿は心がけてほしい

効果を上げるために注意すべきこと

では、レーザー施術の効果を高めるために心がけるポイントをチェックしよう。

日焼けを避ける

肌と毛の色の項で述べたが、レーザーは黒いメラニン色素に反応するため、日焼けをしていると脱毛効果が下がるし肌にもダメージが及ぶ。

日焼けの程度が酷いと最悪の場合、施術を断られる場合もある。
クリニックからも説明があるはずだ。

特にヒゲ脱毛に励む男子たちは顔のUV対策を怠るべからず!

関連記事男も日焼け止めを塗ろう!UVケアの必要性

乾燥を避ける

既に述べたがスキンケアの基本の保湿を怠ると、肌にも悪いし脱毛効果も下がる。

効果をあげるために施術前の保湿はもちろんのこと、施術後もいつも以上に保湿を心がけよう。
施術後の肌は熱で水分を奪われた状態でデリケートだ。

ヒゲ脱毛に取り組むならとりあえず化粧水・乳液はマストで使いたい。

関連記事スキンケアの基本!化粧水・乳液の役割と正しい使い方

ムダ毛処理はソフトに

脱毛前にはレーザーの照射箇所の剃毛が必要となるが、なるべくダメージを与えないように処理はソフトに行うこと。
そして、処理後はきちんとクリームなどでケアすること。

特にヒゲ脱毛勢は普段から肌に優しいヒゲ剃りを心がけよう。

関連記事【決定版】肌へのダメージを抑えた正しいヒゲの剃り方

まとめ:脱毛効果を上げるためにできること

下図が今回のまとめだ。
最後に全体をおさらいしてみてほしい。

脱毛の効果をあげるためにできること

常々、当研究所では男の顔面の肌ダメージの三大要素は

  1. 保湿不足(乾燥)
  2. 紫外線によるダメージ
  3. ヒゲ剃りによるダメージ

だと述べてきた。

こうして振り返ってみると、ヒゲ脱毛というのはヒゲ剃りのダメージからの開放だけでなく、保湿UVケアの習慣も身について正に一石三鳥である。

〈おわり〉

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