【お知らせ】サイト名が『男の美容.com』から『男の美容研究所』に変わりました。

【解説】レーザー脱毛は永久脱毛ではない?永久脱毛の定義

この記事の対象👉 ヒゲ脱毛やってみようかなと思っている人、永久脱毛について気になる人

 

下の記事で髭剃りの肌への悪影響を説き、ヒゲ脱毛をすすめた。

 

今日はまず「理論と実践」のうち「脱毛理論編Part1」として、脱毛をやってみようと思う人に向けて脱毛の種類の解説でもしようと思ったが、めちゃめちゃピンポイントなテーマになってしまった。

そのテーマとは「永久脱毛とは何か」である。

そう、定義だけ。

 

だって、みんなどうせ脱毛するのならヒゲやその他ムダ毛を永久に葬りたいはずだ。

で、その定義をさらっと書いておこうと思って調べてみたらもう全然これがはっきりしないので、僕が現状最も妥当であると思う結論をこの1記事を使ってシェアしたい。

ネットで見る定義

まずはGoogle先生に聞いてみよう。

永久脱毛 定義」でググると検索結果約 73,300 件

表示結果の上から順番にみてみよう。


強調スニペットにて表示

ふむ、ふむ。2つの定義があるわけだ。

電気脱毛協会」と「FDA」は、なにかしら権威がある機関や団体だろう。

どちらも数値で定量的に示されているが、FDAは3回に対して、電気脱毛協会は1回ということだろうか?

数値の差こそあれ施術により一定量の毛量が減って復活しなければいいというわけか。

 


 

男性脱毛大手のメンズリゼ

こちらも電気脱毛協会の定義を引用。そして、ここで電気脱毛協会がアメリカの団体であることが判明。

細かいことだが、①が「脱毛施術後」であるのに対し、こちらは「最終脱毛から」と言っている。

何度か行うから「最終」があるはずだ。

つまり、リゼの表記では複数回の施術が必要であることが伺える。

そして、FDAの定義を引用しないということは、権威的には「電気脱毛協会」>「FDA」ということか?

 

(③番目は強調スニペットにて表示されたサイトだったので省略)


ふむ、と同じだ。2つの定義を引用している。

ところで、

アメリカ電気脱毛協会=American Electrology AssociationはAEAと略されるのか。カッコイイからこちらを使おうか。タイプも楽だし。

世にAEAが多すぎるが、本記事内ではAEA = アメリカ電気脱毛協会と認識してほしい。

  • 一般社団法人 日本エステティック業協会(AEA
  • アメリカ経済協会(American Economic Association)
  • 航空実験協会(Aerial Experiment Association)
  • ラキドノイルエタノールアミド (arachidonoylethanolamide, AEA):神経伝達物質の一種
  • 欧州航空協会(The Association of European Airlines)
  • 一般社団法人 愛知県設備設計監理協会(AICHI EQUIPMENT ASSOSIATION)
  • 胃溶性コーティング剤 AEA®(ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート)
  • 米国電子工業会(American Electronics Association)

 

ついでに、結構ひっぱったがFDAについてもここで明らかにしておこう。

FDAとは

アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration; FDA)は、アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする。

FDAは食品や医薬品、さらに化粧品、医療機器、動物薬、たばこ、玩具など、消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行う。 (出典:wikipedia

 

政府機関?ドメインが“.gov”だ。いい感じのロゴまである!

権威的にはどうみても

「FDA」>>>>>>「電気脱毛協会」だ。

AEA(の業界が使う医療機器)はFDAに管轄されている側ではないのか。なぜダブルスタンダードを打ち出している?

ここでは、いったん保留しよう。

 

ランキングに戻る。


 

こちらも、AEAの定義の引用だ。AEAの引用割合が高い。


ネットで確認できる「永久脱毛」の定義をみてわかったこと

検索上位ベスト5をみてわかったことをまとめると、

● 日本の何かしらの権威による明確な定義はないと思われる。どのサイトもアメリカの団体の定義を引用している。

● FDAの定義は、3回施術6か月後67%以上の減毛  であること

● AEAの定義は、最終脱毛後(または脱毛完了後)+1か月+毛の再生率が20%以下(つまり80%以上の減毛)であること

● どちらの定義も一定の割合以上で減毛すれば永久脱毛としている

うむ、論理的な読者のみんなは気づいただろうが、引用割合が多いAEAの定義は曖昧だ。

回数を規定しないなら無限に施術できる。施術に通うなかでのある施術回の1か月後に80%以上減毛していたら「はい、永久脱毛達成ね」という結果論だ。

本来、顧客に施術の脱毛能力を保証すべきであるはずなのに、この定義はどう見てもおかしい。

原文(英語)をあたるべきだ。

ここで気づいたことがもう一つ。

● どのサイトも「AEAによると」、「FDAによると」と出典は書いてはあるが、原文へのリンクがない

原文を探そう。

 

さて、FDAAEAのサイト、それらしいキーワード(fda, aea, definition, permanent, hair, removal, reduction, laser, electrolysis, needle, 6 months, 1 month,  67%, 20%, etc.)を組み合わせてググったが全くそれらしい原文にヒットしない。

※僕の検索スキルが低いだけかもしれない。原文(ソース)をご存知の方はコメント欄で教えてほしい。

代わりに、英語サイトをみるなかで「永久脱毛」の別の定義が見えてきた。

その前に前提で必要となる知識を紹介しよう。

レーザー脱毛と電気脱毛(ニードル脱毛)

永久脱毛の定義に関係する、この2つの脱毛法の概要を知ってほしい。

レーザー脱毛

脱毛したい部分にレーザーを照射すると、毛根にあるメラニン色素に反応してレーザーの熱が周囲に伝わり、 家の製造工場ともいえる毛球部の毛母細胞を破壊して毛が生えてこなくなる。

1. 毛を剃った状態の皮膚の断面図

レーザーは毛穴からのぞいた黒い色に反応する

 

2. レーザー照射中

レーザーは黒い毛に吸収されて熱をもち、熱を周囲に広がる

 

3. レーザー照射後

毛や毛を育てる毛母細胞がレーザーの熱で破壊され、残った毛は抜け落ちる

出典:脱毛レーザーの仕組み | 日本医学脱毛協会

 

電気脱毛(ニードル脱毛、絶縁針脱毛)

毛1本1本の毛穴に細い金属針を刺し、高周波や弱い電気を流して毛包を破壊して脱毛する。 皮膚の表面に触れる部分には特殊なコーティングがされ電気を通さないために、従来の電気脱毛と違って 炎症や色素沈着を起こすケースが少ないという特徴がある。 眉などの細かい部分や色素沈着が強くレーザーでは難しい部位に力を発揮する。

出典:絶縁針脱毛について | 日本医学脱毛協会

針を絶縁するかどうかの手法の違いはあれど、とにかく毛穴に針をぶっさすタイプだ。

電気脱毛協会(AEA)はこちらの手法を行う業界の団体だ。

 

正式な永久脱毛は電気脱毛だけ

中断したが、もとの話に戻ろう。

英語のサイトをみるうちにわかってきたことは、

FDAは「Permanent hair removal」、「Permanent hair reduction」という2つの言葉を明確に区別しているということだ。

removalは除去、reductionは減少を意味する単語である。

前者が、本来の意味での「永久脱毛」だろう。一方、後者は、「永久減毛」とでも訳そう。

FDAとしては、特に「永久脱毛」・「永久減毛」の定義があって、個々の方法はどちらに当てはまるか判断するという演繹的なニュアンスではなく、どちらかと言えば個々の方法に対して、この方法は「永久脱毛と呼べる」が、この手法は「永久脱毛とは言えないので永久減毛という言葉を使うべき」、という帰納的なニュアンスとして見解を表明しているようにみえる。よって、各方法に分けてその見解を説明したい。

 

FDAの電気脱毛に関する見解【Permanent hair removal

電気脱毛は永久脱毛であると言っている。

Removing Hair Safely | FDA

Epilators: Needle, Electrolysis, and Tweezers
Medical electrolysis devices destroy hair growth with a shortwave radio frequency after a thin probe is placed in the hair follicle.  Electrolysis is considered a permanent hair removal method, since it destroys the hair follicle. It requires a series of appointments over a period of time.

脱毛器:針、電解、およびピンセット

医療用電解装置は、薄いプローブが毛包に配置された後、短波無線周波数で毛の成長を破壊する。電気分解は、毛包を破壊するので、永久脱毛方法と考えられている。一定の期間にわたって一連の予約が必要です。

 

ちなみにAEAのサイトでも、「電気脱毛(electrolysis)こそがFDAが認めた唯一の永久脱毛だ」と強調している。

Essential Facts | American Electrology Association

Does electrolysis work?
Absolutely. Electrolysis is the only method approved by the FDA for permanent removal of unwanted hair. As the hair is treated, regrowth is prevented rather than just removed temporarily. Only electrolysis provides both hair removal and hair elimination.

電気脱毛はうまくいきますか?
もちろんです。電気分解法 《毛根・腫瘍などを電流で破壊すること》は、不要な毛を永久に除去するためにFDAによって承認された唯一の方法です。毛を処理すると、一時的に除去されるのではなく、再成長が防止されます。電気分解法のみが除毛と脱毛の両方を提供します。

 

FDAのレーザー脱毛に関する見解【Permanent hair reduction

Laser Facts | FDA

Permanent hair reduction is defined as the long-term, stable reduction in the number of hairs re-growing after a treatment regime, which may include several sessions.

The number of hairs regrowing must be stable over time greater than the duration of the complete growth cycle of hair follicles, which varies from four to twelve months according to body location.

Permanent hair reduction does not necessarily imply the elimination of all hairs in the treatment area.

FDAの永久減毛についての言及だ。パラグラフを1つずつみていこう。

  • 「永久減毛」は数回にわたる施術後、再生する毛の量が長期間安定して減少すること。
  • 再成長する毛の量は、通常の毛包の成長サイクル~これは体の箇所により4~12ヵ月の範囲で変化する~よりも長期にわたって安定していなければならない。
    つまり、仮に通常の毛周期が6か月の部分に脱毛施術したら、その部分の毛は安定的に6か月以上生えてはいけないということが要求されている。
  • 「永久減毛」は必ずしも施術部分のすべての毛の除去を意味するものではない。

 

そして、レーザー脱毛は永久脱毛ではなく、永久減毛だと明確に述べている。

although laser treatments with these devices will permanently reduce the total number of body hairs, they will not result in a permanent removal of all hair.

これらの機器によるレーザー処理は、毛の総量を減少させるが、すべての毛を除去するわけではない。

 

日本での永久脱毛の認識

日本においては、上記の「removal」と「reduction」の区別がほとんどの場合されておらず、どちらも永久脱毛と呼ばれている。

英語(FDAの使用区別) 本来の訳 該当する脱毛方法 日本での呼称
Permanent hair removal 永久脱毛 電気脱毛 永久脱毛
Permanent hair reduction 永久減毛 レーザー脱毛など

もちろん、なかには2つの言葉についてきちんと説明を行っているところも存在する。

参考:エースクリニック | 今更聞けない!?永久脱毛とは?

 

●参考にした海外サイトの記事

What is Permanent Hair Removal? | Hair Removal Forum

Permanent Hair Removal: Not Guaranteed | Live about

What Does Permanent Hair Reduction Actually Mean? | Hair Free Life

 

【結論】永久脱毛の定義

永久脱毛の定義をまとめよう。

  1. 日本の公的機関による定義はなく、日本ではFDAによる定義を用いている。
  2. 電気脱毛が永久脱毛(“Permanent hair Removal”)と呼べる方法である。
  3. レーザー脱毛は永久脱毛とは言えない。永久減毛(“Permanent hair Reduction”)とされ、長期間安定して毛量が減少することを指す。
  4. 日本においては、第2項・第3項の区別は明確にされず、どちらも永久脱毛と呼ばれている。

ちなみに、原文が見つからなかったネットで頻繁に引用される減毛率の数字の定義については、今のところ下記の通りに推察する。

  • FDAの基準:「レーザー脱毛は永久脱毛ではない」とFDAが言っているので、おそらく「永久減毛」の機器をFDAが認証する場合の数値基準かなにか
  • AEAの基準:正式な永久脱毛である電気脱毛の業界団体であるAEAによる業界基準であれば、ただの電気脱毛施術の出来栄え保証かなにか

 

最後に

僕は、レーザー脱毛を否定するわけでは全くなく、コスパなどの面からむしろ勧めている。

ただ「男の美容.com」の読者には、レーザー脱毛業界で使われる「永久脱毛」の本来の意味とリスクなどを十分理解したうえで、施術を受けてほしい。

Let’s つるつる!

ヒゲ脱毛なら医療レーザー脱毛の【ゴリラクリニック】がおすすめ。まずは無料カウンセリングへGo!



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です